日々の活動

行政情報を「掲示」するから「届ける」に! 第4回地域交流会(那須地域)/政策研究会

 

みなさんこんばんわ。佐野市議会議員の早川たかみつです。4月21日は午後より前に勤めていた連合栃木の各地協の皆様も参加する、連合栃木議員懇談会主催「第4回地域交流会/政策研究会」に参加してきました。

第Ⅰ部<視察編>

 矢板駅東ココマチの2F「こどものひろば」、1F「きらきらサロン」等を視察しました。北関東最大級のボールプールを持つ「こどものひろば」は頂いた資料によりますと、年間およそ2万人の来場者がいるそうです。またシルバー世代向けの「きらきらサロン」や、まちなか活性化事業に取り組む一貫として、新規開業を目指す人への貸店舗を運営し、インキュベータ施設※1としての側面を持たせ、街なかの人と人のつながりを重視し、幅広い世代が一同に集える施設として運営されているそうです。

※1 インキュベータ施設とは?
自分だけでは、起業又は成長が難しい方に対し、手ごろな料金での施設の賃貸や経営のノウハウ等を提供することにより起業・成長をしやすい環境を整備することを言います。

 

第Ⅰ部<研修編>

 i)「情報発信ツール『やいこみゅ』等について」
ii)「スポーツツーリズムについて」

 この二つについて研修してきました。特に、情報発信ツール「やいこみゅ」につきましては、私の訴えている政策でもあります、ICT政策の推進にも係る話でもありましたので非常に勉強になりました。スポーツツーリズムについては佐野市も今後総合計画の策定にあたりでてくるであろう課題になりますのでまたの機会で触れますが、今回はこのやいこみゅについて、お話ししたいと思います。

めちゃくちゃ簡単に言ってしまうと「やいこみゅ」自体は矢板市のLINEアカウントです。

どの自治体でもそうですが、自治体の広報誌(佐野で言えば広報さの)などの配布し、市民の皆様に情報を届けています。しかしながら私自身も感じていたことなのですが、20~30代に対して伝えたい情報が届かない現状があるのではないかと思っていました。広報誌自体をなかなか読まないですからね。

実際に、矢板市でもイベントに来ている方の客層や、アンケート結果などから推測すると、特に20~30代に対しては、広報誌だけではなかなか伝えたい情報が届きにくい状況にあったそうです。

そこで、前述した「やいこみゅ」の活用です。

「やいこみゅ」をLINEで登録することで

【定期配信】
・休日当番医の発信
・矢板時間の予告(市のラジオ番組)
・えこな~る(リサイクル情報)

【不定期配信】
・イベント情報
・クーポン配布
・緊急情報(防災・防犯情報)など

が入手できるそうです。

さっそく試験的に導入された議員さんがいらっしゃって「クマ出没注意の情報」がさっそく発信されていたそうですが、この取り組みは非常に素晴らしく、なんといっても、行政の情報を「掲示」するだけではなく市民へ「届ける」という点です。

 「やいこみゅ」登録者数は矢板市民の10%にもなり3,000名を突破しているそうで、他にも矢板市は「twitter」や「Facebook」などのツールも利用しているそうですが、私も調べたところLINEでの利用率が最も高くなっているようです。(Twitterのフォロワー数は1500未満でした。)

 この「やいこみゅ」は市民と双方向でやり取りができるコミニュケーションツールであります。(矢板市では応募ツールとしても活用しているそうです。)今後も間違いなく、IT化は進み、スマートフォンや、タブレットの所有率は上がっていくことは間違いありません。今後を見据えて、こういったツールを活用することで多くの人に情報を知ってもらうことができると思います。私も重要政策として積極的に学び、佐野市にも活かせるようにと思った次第です。

 矢板市がSNSツールの導入にあたり、人員やコスト面での不安があった中で、地元企業(株)フィデスさんからの好意的な提案があり、協働によって管理委運営業務委託(無償だそうです)を締結し、さまざまな情報の発信作業を行っているそうです。LINEトークには行政情報、そしてLINEノートにはお得情報といった情報の切り分け方も絶妙で大変参考になりました。

 

 そして、第Ⅱ部の第4回政策研究会では連合栃木議員懇に佐野市議会議員として初めにご挨拶をさせていただきました。しっかりと労働者の立場で議会活動に取り組んで参りたいと決意を新たに致しました。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP