2017年9月7日(木)に初めて一般質問をさせていただきました。今回作成するにあたって私の中で一定ルールを作って臨みました。今回の一般質問の作成期間はおよそ1カ月!得意分野であるICTに関しての質問にも係わらず、予想より大分時間を使いました。執行部から真摯な答弁を頂くためにも、しっかりとした質問項目をしなければならないと思い、入念に調査をした結果なので、仕方のない事だとは思いますが、少しでも慣れて効率化を図りたいところです。
また質問作成にあたってご協力いただいた、支援者の皆様や県外のお友達、大変有難うございました。初めての質問にも係わらず、納得のできる質問を作成できたのは皆様のおかげです。
そして真摯にご答弁いただきました執行部の皆様もありがとうございました。
さて、話はそれましたが、一般質問に対する私の考えをお話ししたいと思います。
[voice icon=”http://takamitsu.info/wp-content/uploads/2017/09/wp_q_icon.png” name=”” type=”l line”]そもそも一般質問ってなにするの!?[/voice]
[aside]補足
一般質問とは、議員が市の一般事務に対してその執行の状況や、将来の方針、政策提言や行政の課題などを執行者(市議会議員の場合は、基本的には市長)に直接質すことを言います。執行者の所見や、施策について報告を求めたり問い質すこともあります。質問の範囲は、市の行政全般や、地域で住民生活に密接している事項などがあります。なお、一般質問を行う議員はその要旨を事前に議長へ通告することになっています。簡単に言えば、「こんな事を聞きたいよ!」と先に教えておくわけです。 [/aside]
初めて一般質問した通告書はこちら([外部リンク]佐野市議会ホームページ内のPDFファイル)
初めての一般質問についての記事はこちら「準備中」
私の一般質問に対する考え方
一般質問は追及の場ではなくて「発表会」
執行部や市の職員も私たち議員も佐野市をもっとよりよくしたいと思っているはずです。ただ視点や手法が違っていたりする事はよくよくある事だと思います。そこで私自身質問をする時は、お互いにより良い佐野市に発展させるために、以下の事を心がけて質問すると決めています。
1.質問する内容に関して、しっかりと佐野市の現状を調査、把握をする。
[aside]理由
議員として当然の事だと思います。すでに実施している制度や、施策があったりしたら仕事をしていないのと同じです。「すでに実施してます」なんて答弁なんてもらったら恥ずかしいですから。 [/aside]
2.近隣他市のほか、遠方でも人口や、行政規模が同じような自治体の調査もする。
[aside]理由
佐野市は人口12万人程度、佐野市では行っていない施策も近隣市やあるいは同程度の規模の自治体で行っている施策があったりします。そういった自治体を調べることで、佐野市もできる可能性を提示できます。[/aside]
3.可能な限り、質問は提案型にする。
[aside]理由
ただ「聞く」だけなら誰でもできます。確認の為の質問なら構いませんが、聞いた後にどうしたいのか?そこまでやらなければ貴重な質問の時間がもったいないと思います。[/aside]
4.どんなに良い質問内容や施策の提案に対しても答弁が「前向き」ではない場合は、それなりの「理由が」ある。
[aside]理由
有効な施策にも係わらず実行していない施策は「できない理由」があるからです。その理由を事前に知ることも必要だと思います。
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5.その「理由」を取り除けるような案を提示した上で質問する。
[aside]理由
「できない理由」を取り除いていけば、実施できるようになるはずです。様々な自治体や自分のいままで働いてきた経験や知見を活かして取り除くことで施策の実現に結び付くはずです。例えば、予算がなければ、収入を増やす方法を提案したり、担当職員の作業量が増える事による人員不足等に関しては、作業効率を上げる取り組みなどを提示し作業負担を減らすことで施策が実現できるかもしれません。
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6.常に一般質問を見ている・聞いている人の立場に立って「視覚的」にも見せて分かりやすい質問をする。
[aside]理由
私自身が議員になる前に、支援者の方が個人演説会で言ってくれた一言「言葉だけでは伝わりにくい。早川さんは視覚的にも政策を視える化してくれる」そう言ってくださいました。わかりやすくをモットーとしている私も自分の良さを再認識できました。議会でもグラフなどを提示してみなさんにわかりやすく伝える努力をしていきます。(もちろん経費削減の為、デザインは自分自身で作成してます!)[/aside]
7.「調査」より「検討」より「実施」を答弁してもらえるように工夫をする。
[aside]理由
個人的に思っている事なんですが、執行部の答弁の終わりが「調査・研究します」「検討します」「実施していきます」といったように分類できちゃったりします。当然ながら皆さんもお分かりの通り、調査・研究よりも、検討よりも、実施されたほうがいいですよね?1~5までしっかりできていれば、「調査・研究」といった回答は減りますし、計画を策定してくれる可能性のある「検討」に答弁を引き上げることも可能ですし、「施策を実施できない理由」を取り除いてあげれば、「実施します」という答弁を引き出すことも可能だと思います。過去の質問をご覧になっていただければわかると思いますが、なかなか「実施」まではむつかしいですが、せめて「検討」といわれるような答弁を引き出せるように自分の中のルールを守って質問していきたいと思います。[/aside]
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